ブログをご覧頂きありがとうございます!
東川口よつば整体院 よつば整体大学学長こと溝口です!
今回は「五十肩」をテーマに記事を書いていこうと思います。
まず、五十肩と診断された患者さんが一番最初にぶつかる疑問が、「肩の何が問題で痛みが出ているかわからない」次に「改善のために普段生活の中で気を付けること」だと思います。
なので、今回記事の内容は、
- 考えられる原因不明の理由
- 全身の歪みを見て来たからわかる痛みの原因3つ
- 簡単にできるセルフケア方法
この3つの内容を今までの施術の経験を交えながら、書いていきたいと思います。
もともと肩こりの症状が強い方はこちらの記事も参考にしてみて下さい!
▼考えられる原因不明の理由
肩の痛みについて、四十肩・五十肩・肩関節周囲炎について少し調べると、原因不明と出てくることが多いです。
肩関節の中に、石灰化した石みたいなのが、レントゲン写真などに写れば、それが痛みの原因とわかりやすいのですが、写っていない場合が非常に多いんですね。
仮に写っていたとしても、どうして石灰化して石みたいなのができたか、その過程がわかりません。
その痛みの直接の原因がはっきりしないから、なかなか痛みが改善されないことに困っているかと思います。
実は、肩の痛みと同じように腰痛と診断された8割の患者さんの腰痛の原因も不明です。
残り2割の患者さんは、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など病院での検査で原因がわかりますが8割の患者さんは検査で原因を特定することができません。
しかし、マッサージやストレッチ、鍼治療などで症状が改善されていく患者さんがいます。
それは、肩だけや腰だけ施術をしているわけではなく、しっかり全身の歪みを見て、「全身にある問題点を解決していくから」なんですね。
全身のどこかに痛みの原因があるということは、その患者さんの普段の生活が「どのような生活か」で体に抱える大きな問題点の場所が大きく変わります。
なので、肩だけ写真を撮影しても、肩に問題が無いことがほとんどなので、痛みの原因はほとんど見つかることはありません。
▼全身の歪みを見て来たからわかる痛みの原因3つ
教科書的に言えば原因は不明ですが、体のどこかに問題が無ければ痛みは出ることないので、必ず体のどこかに痛みの原因はあります。
石灰化によってできた石みたいなものなら、整体では残念ながら無力ですが、石でなければ改善の糸口は必ずあります。
肩に痛みがあるとき、最初に確認するべきポイントが3つあります。
- 肩関節
- 肩甲骨
- 胸鎖関節
この3つのうちどこか1つでも硬くなったり、動きが悪くなってしまうと肩に痛みが出たり、腕が上に上がらなくなります。
なので、大きな問題点を見つけようと思ったとき、僕は腕の動きを見て消去法で考えます。
最初に肩関節の動きを見ます。
肩関節に関わっている筋肉が硬くなって痛みを出している場合、腕は体に対して90度も上がりません。
そもそも肩関節の正常な可動域が、体に対して100度くらいだからです。
もし90度まで腕が上がらない場合は、3か所すべて硬くなっている可能性もあります。
逆に、100度より上に腕を上げたところで肩に痛みが出たら、肩関節に関わる筋肉には問題はありません、他2か所のどこかと考えます。
肩甲骨は関わっている筋肉が多すぎるので最後に確認します。
先に胸鎖関節です。ここは簡単です。
鎖骨のすぐ下、骨に沿うように抑えると、胸の筋肉があるのですが、ゴリっと硬いところがあったら、そこをゴリゴリとほぐして下さい。
胸鎖関節に大きな問題がある場合、鎖骨のすぐ下にある筋肉をほぐすことですぐに腕が上がるようになります。
逆にここをほぐしても腕が上がらない場合は、肩甲骨の動きに大きな問題があるかもしれないので、肩甲骨に関わる筋肉のどこに硬さがあるかを調べます。
棘上筋という肩甲骨の上にある筋肉、肩甲骨の内側の筋肉、肋骨にへばりついている筋肉、背中の筋肉などです。
押すと痛みが強い場所が多いですが、それだけ硬くなっている証拠なので、上記の筋肉の硬さを確認してほぐしていきます。
▼簡単にできるセルフケア方法
胸鎖関節に関しては、上記で書いた方法が一番いいと思うので、鎖骨のすぐ下にあるゴリっとした硬いところを中心にほぐして下さい。
肩甲骨に関しては、YOUTUBEで方法をご紹介しておりますのでこちらの動画を参考にしてみて下さい。
最後に、肩関節のセルフケアの方法ですが、肩関節に関わる筋肉が硬くなってしまう原因の1つに、腕の疲れがあります。
肘と手首の間に筋肉なのですが、特に肘に近いところにコリができやすいので、手のひらを上に向けてまずは硬いコリを中心に腕のマッサージをしてください。
次は、反対側です。手のひらを下に向けて、手の甲側を同じようにマッサージして下さい。
最後に、手の甲を自分に向けて、反対の手で手の甲を少しつぶすようにつかんで下さい。
つかんだままの状態で、つかまれている手でグーパーを10回やって下さい。
そうすると、手の中にある筋肉がほぐれて、腕の疲れも一緒に柔らかくなりやすいです。
腕はこれでだいたいほぐれると思います。
次に肩ですが、三角筋という肩を覆うようについている筋肉があります。
この筋肉の下のほうをマッサージしてあげるとほぐれやすいので、写真の赤い丸のところを大きく円を描くようにほぐしてあげて下さい。
肩の痛みは簡単に取れる場合となかなか取れない場合と両極端です。
筋肉を一通りほぐしてみて、何も変化が無い場合は意外とお尻の筋肉が原因だったりします。
肩とは関係なさそうな場所も原因として考えられたりするので、もし自分でできることなど試してみて改善しないようでしたらご相談して頂ければと思います。
当院の五十肩に対する施術方法はこちらでご紹介していますので気になる方はこちらをご覧ください。
ではまた!