坐骨神経痛とは?症状と原因を整体師がわかりやすく解説

ブログをご覧頂きありがとうございます!

東川口よつば整体院 よつば整体大学学長こと溝口です

 

今回は「坐骨神経痛とは?」をテーマに書いていこうと思います。

お話させて頂く内容は、

  • 坐骨神経痛で見られる症状
  • 考えられる原因  

この2つです!

できるだけ詳細に書いていこうと思うので、必要なさそうな所はどうぞ飛ばして読んで下さい。(いつもより長くなります)

坐骨神経痛で見られる症状

▼そもそも坐骨神経とは?

坐骨神経は腰からお尻の筋肉の中を通って、足に伸びる神経です。

下の絵の筋肉の間から出ている黄色い線が坐骨神経ですね。

この坐骨神経が、何かしらの影響を受けて痺れや痛みを出すのが坐骨神経痛なんですね。

多くの患者さんの場合、お尻の筋肉(絵に書いてあるやつ)が硬くなって、硬くなった筋肉が坐骨神経を刺激することで痺れや痛みが出ます。

実は、「痛みが出るタイミングは患者さんによって違う」んですね。

例えば、「前に屈むと症状がでる場合」「何もしていないのに症状が出る場合」など患者さんによって痛みの出るタイミングは違います。

 

▼同じ坐骨神経痛なのになぜ患者さんによって痛みの出るタイミングが変わるのか?

坐骨神経痛は、坐骨神経が何かしらの影響を受けて痺れや痛みを出します。

なので、お尻の筋肉が硬くて症状を出す患者さんや、太ももの筋肉が硬くて症状を出す患者さんもいるんですね。

同じお尻の筋肉でも、どのくらい硬いか?は患者さんによって違うので、「筋肉の硬さの違いで症状の出るタイミングは変わります」

あともう一つ大事なのは、

「どこからどこまで痺れや痛みが出ているか」です。

 

▼痛みの範囲

痛みの範囲も患者さんによって違います。

例えば、坐骨神経を100の力で握るのと、60の力で握るのでは症状の強さは変わりますよね?握られている場所ももちろんそうで、坐骨神経はお尻からつま先まで神経が伸びているので、どこで坐骨神経が握られているかも痛みの範囲を変えるんですね。

なので、坐骨神経への刺激の強さによって、お尻から太ももまでなのか、お尻から膝まで、膝から下など、患者さんによって症状の出る範囲が変わります。

坐骨神経痛で見られる症状ということでここまで書かせて頂きましたが、簡単にまとめると、「お尻のあたりから足に出る痺れや痛みのこと」です。

考えられる原因

教科書的には「お尻の筋肉が硬いことで坐骨神経を圧迫して痺れや痛みを出す」というのが坐骨神経痛と聞いて一番最初に思い浮かぶ原因です。

なので、お尻の筋肉が柔らかくなれば坐骨神経痛の症状は改善されます。

ただ、重要なのはここからなんですね。                       「どうやってお尻の筋肉を柔らかくするか?」

いいえ、違います。

なぜ、お尻の筋肉が硬くなったのか?」                       これです。これなんです!                             (声を大にして言いたい!)

筋肉のほぐし方については、少し乱暴な言い方になりますが、ほぐれれば何でもいいんですね。(鍼でもマッサージでも電気でもなんでも!)

ですが、いくらほぐしてもお尻の筋肉が硬くなってしまった原因を見つけて、そこをちゃんと治療しないと、またお尻の筋肉が硬くなります!

なので、ここでは、「なぜ、お尻の筋肉が硬くなるのか?」を僕の考えではありますが書いていこうと思います。

お尻の筋肉に限った話ではないのですが、お尻の筋肉も今回の坐骨神経と同じように周りの何かしらの影響を受けて硬くなっている可能性が高いんですね。

お尻の筋肉の場合、広背筋という背中の筋肉とか太ももの筋肉と動きが連動します。もう少し詳しく言うと、筋膜という筋肉を包む膜がつながっているんですね。

なので広背筋や太ももの筋肉がたくさん働いて硬くなると、その影響を受けてお尻の筋肉も一緒に硬くなります。(逆の場合もあります!)

お尻の筋肉が硬くなってしまう原因は「広背筋や太ももの筋肉が硬い」がまず一つ考えられますね。

もう一つ考えられるのは、「姿勢が良くないこと」ですね。順番に解説します!

▼広背筋や太ももの筋肉が硬い

広背筋や太ももの筋肉は、お尻の筋肉と直接のつながりがある筋肉なんですね。この2つの筋肉が硬いままだと、いくらお尻の筋肉をほぐしても、すぐに硬さが元に戻ります。

広背筋や太ももの筋肉が硬くなってしまうのは、人によって原因が様々なのでここですべてを説明することはできません。(すみません。)

ただ、ほぐし方については動画にて説明してますので、気になる方はチェックしてみて下さい!

この動画のわきの後側をほぐすやつ(広背筋のほぐし方)

この動画の太もものほぐし方を参考にしてみて下さい。

▼姿勢が良くないこと

姿勢はすぐにどうにかできるものじゃないんですけど(坐骨神経痛も)、改善するために自分でできることってあるんですね。

それは、「首の筋肉をほぐすこと」です。

なんで首の筋肉をほぐすことが姿勢改善になるのかというと、姿勢が悪いときの頭の位置を確認してみて下さい!おそらく、頭は肩の位置よりも前に出ていると思います。これはもうほとんどの患者さんに共通していると思います。

実は首の筋肉が硬いと、首の筋肉に頭が引っ張られて体より前にきます。

                             (極端な写真ですけどこんな感じ)

頭が体より前にあると、体の重心は主にかかとに乗るのですが、重心がつま先に乗ってしまうんですね。実際に重心をつま先に乗せて立ってみて頂きたいのですが、つま先に乗るとふくらはぎや太ももの裏側の筋肉に突っ張る感じとか、力が入ってる感じが出るかと思います。

逆に、重心をかかとに乗せて立ってみて下さい。足の裏側の力抜けますよね?

つまり、重心をつま先に乗せて立つのは足の裏側全体に負担をかける立ち方です。

この立ち方が続くと、足の裏側全体の疲れが筋肉の硬さになって、その硬さはお尻の筋肉に伝染します。そうしてお尻の筋肉が硬くなってそれを放っておくと、坐骨神経を圧迫して坐骨神経痛になるんですね。

簡単にまとめると、首の筋肉が硬くなる→頭の位置が体の前になる→重心が前にずれる→足の筋肉に負担がかかる→お尻の筋肉も硬くなる→坐骨神経痛になる

こんな感じで坐骨神経痛になるまでの道筋がわかると治療の大事なポイントが首の筋肉ってわかりますね!

まとめ

実際に坐骨神経痛でご相談に来て下さる患者さんの施術では、やっぱりお尻の筋肉をほぐすだけではその時だけ痛みは取れたりするんですけど、根本的な改善にはならないんですね。

ご相談に来て頂いた患者さんの体はもっともっと細かく見ます。

今回は「坐骨神経痛とは?」というテーマでお話させて頂きました。

自分に合う施術の方法がどんな方法か気になる、調べてみたい方は「坐骨神経痛に効く治療とは?その方法3つと治療の進めかた」という記事があるので、そちらも参考にしてみて下さい。

今回の記事は、

「お尻の筋肉から出ている坐骨神経から痛みが出ていたらそれは坐骨神経痛で、その原因はお尻の筋肉には無いよ!」というお話でした!(これだけを伝えるのに書きすぎましたね。笑)

 

ではまた!

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